私も当初輪ゴムを使うことは考えたものの、どうせエンジンルーム内の熱でブチ切れるに決まっていると諦めていたから、意外に思うやら感心するやら。おやぢが平賀キートン太一先生に見えましたよあたしゃ。
エンジンをかけてみると、さすがにアイドリングは2,000回転ぐらいになってはしまう(^^;)が、これなら多少の移動は何とかなる。もっとも、故障現場から馴染みの修理屋までは15kmくらいはあるため、おっかないので結局はトランポでの移送をお願いした。
友人某の救援車に伴走してもらいつつ、練馬区某所の修理屋に無事到着。土曜の夜中なので、店は開いてるはずもないのだが、トランポから降ろしたあと、ヤードに勝手に突っ込んで書き置きをしておく。合鍵は修理屋のおやぢに預けてあるので、あとは月曜にデンワして改めて修理の打合せをするというわけ。これは今まで休日の故障時には何度もやっている、店のおやぢも公認の手段だったりするので、不審に思ってはいけないヨ(^^;)。
とりあえずその日は友人某のクルマに乗っけてもらい、途中で礼にラーメンをおごって家路についたのだった。
さて、今回の故障は、発生時の被害?こそ甚大だが、不具合そのものはたかがバネ一本。不幸中の幸いで修理代もさほどかからず済むだろう…とタカをくくっていたのだが、その後事態は思わぬ方向に…?
★後日談:2001年7月14日
修理屋に置いてきてから開けて月曜日。店のおやぢとデンワで打ち合せをする。
「あれさあ、リターンスプリングだけの部品って無くて、スロットルのハウジングごと交換になっちゃうんだよネ。部品屋に見積り頼んで待ってるとこだけど、ヘタすると5〜6万くらいするみたい」
…ガーン。バネ一本とタカをくくっていたんだが…
おやぢによれば、他のジャンクのBXからの流用もきかないという。
ウチのは、わが国に入ってきたBXの中ではもはや稀少種の領域に入りつつあるD6A形エンジン+BOSCH
LE3ジェトロニックの搭載モデルなのだが、そのせいかスロットル部分も他のモデルとは別モノなのだとか。
「お金キビシイんだったら、最悪ウチで考えるけど、見積り出てもし部品代が安ければ換えるにこしたことはないからね」というので、とりあえずは部品屋の返事待ちとなった。
数日後、シゴト中におやぢから電話が。
「いまは新品のパーツじたい無いんだってさ。しょうがないからウチで何とかやってみるよ」
ウーム、大衆的仏車BXとてパーツ切れの時代がやってきたか。
思ったより長引きそうだな…とやや鬱になりつつデンワを切る。
さらに待つこと数日、発症からちょうど一週間目の朝、おやぢからようやく修理完了の報が入り、すわ有楽町線に飛び乗って練馬某所の店へ引取りに向かった。
▲いつもセワになっている修理屋のヤード。中央奥の赤いのがウチのGTi。
うだるような暑さの中、治った愛車とご対面。ボンネットを開けておやぢの説明を聞く。
結局はハウジングを全部バラして、市販のコイルスプリングを加工し組み込んだとの由。何かあるとイケナイからと、ハウジング内部の本来のスプリングの他にスロットルカムからエンジン下部にかけてもう一系統?リターンスプリングが引っ掛けてあるという念入りよう。(下の赤矢印)

「こういう重要部分だし、ほんとうは部品換えるのが理想的だから、こんど深谷のキャロル(=『オートショップ・キャロル』。ジャンクヤードに大量のシトロエンを抱え込むそのスジでは有名なショップ)でも行ってパーツ探してきたら?」と言われた。さらに未使用のスプリングを一本「また路上で何かあったら使いな」とわけてくれた。
気になる修理代は〆て28,000円也、ほとんどはおやぢの工賃である。
▲おやぢにもらったスプリング。他の応急措置にも応用がきくかも…
あとに仕事が控えていたので、事務所で一服ののち礼を述べて店を後にする。バネが一本増えたせいか、アクセルペダルがやや重くなった感じだが、悪いフィーリングではない。何はともあれ一件落着。これから会社に行かにゃイカンとはいえ、心は軽やかである。
…しかしこのところの暑さどうにかならんのかね。サンルーフが開けられるとはいえ、非冷房車にはキビシーっすよ(--;) |