▲いまとなっては一般貨物を扱う貴重な私鉄として株の上がった感のある岳南鉄道だが、私が熱心にドサ廻りにいそしんでいた当時は、電車は東急5000系だけ、貨物にしたって本線に出ているのはもっぱら近代型のED40だし…ということで、個人的に“重要度の低い”存在であったのは否めない。それでも実際に訪れてみれば、並みいる製紙工場を縫って走る、他の小私鉄とは異なる独特のムードに感心したものだった。
このときはJRと接続する吉原の駅で、たまたま5000系と日通のロッド式スイッチャーが顔を合わせる姿が見られた。しかし、いまではこの日立製の入換機も、赤ガエルと前後して鬼籍入りしてしまったことであろう。
岳南鉄道 吉原 1989.2.27
F-1 50mm PKR |