銚子電気鉄道の車輛


デハ700形 (デハ701・702)


▲デハ702 笠上黒生 1989.5.14  F-1N  50mm  KR


全長15m級2扉の吊掛駆動車。
近江鉄道モハ51形2輛を譲受したもの。この形式は、車籍の上では昭和3/1928年川崎造船所製の近江デユワ101・102に遡るが、上回りは昭和16/1941年の鋼体化の際に日本鉄道自動車で事実上新製されており、現在の車体はいわゆる“日鉄自型”にカテゴライズできる。銚子へは、西武鉄道所沢工場で改造のうえ昭和53/1978年に入線している。番号変遷は51→701、52→702。
外観上の大きな特徴は、妻面の窓がHゴム支持で、かつ前後で顔つきも異なること。パンタのある銚子方が、近江時代の改造によるノーシルノーヘッダー2枚窓、外川方は銚子入線時に貫通路を完全に埋めて3枚窓に改めたものだがシルヘッダーは残る。
制御器はゼネラル・エレクトリック製。台車は住友KS-33Lだが、イコライザがコ形ではなく弓形の変形タイプ。
塗装は西武赤電色から、のちに新塗装に改められている。
なお、2輛のうち701は、近年テールライトがガイコツ型から埋込式に、外川方のヘッドライトがシールドビーム2灯に改められている。


全長15,365mm×全幅2,743mm×全高4,143mm 
主電動機:52kw×2 
制御方式:間接自動(PC-101-C2)
集電装置:パンタグラフ(PS13) 
台車:住友KS-33L
製造年:昭和3/1928年(昭和16/1941年鋼体化)
当社使用開始年:昭和53/1978年
製造所:川崎造船所

▲701・702とも外川方の前面は3枚窓である。 デハ702 笠上黒生 1989.5.14  F-1N  50mm  KR

▲新塗装化後の702(左)+701(右)。仲ノ町 1997.12.28  M3 50mm  PKR

▲デハ701 1993.4.25  NewF-1 50mmマクロ ネオパンSS(M-X,1:3)


▲“ぬれ煎餅”の力で全検出場を果たした直後の701。上の1993年撮影のものと比べると、テールライトの埋込式化(1995年にデハ1001と正面衝突事故を起こし、その修復時に施工)と台車のグレー塗装化が変更点。また、車体塗装はヘッドマークと腰板部の金ライニングが廃された。  仲ノ町  2007.1.3  M6 50mm  PKR


▲2輛のうち、701の外川方のみヘッドライトが“ブタ鼻”化されている。 仲ノ町  2007.1.3  R1


▲デハ702のサイドビュー。 仲ノ町  2007.1.3  R1


▲デハ701の台車。住友KS-33Lの弓形イコライザ型。 仲ノ町  2007.1.3  R1


▲デハ701の車内。ワンマン化(1994年)以前のため料金箱等は設置されていない。 1993.4.25  NewF-1 28mm ネオパンSS(M-X,1:3)



 

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