KMC画報 2003年7月13日号

初ジョイント!第1回接合試験会開催の巻
 

始動から早5ヶ月が経ったKMCですが、去る7月13日、メンバーほぼ全員の
参加によるモジュールの接続会が、カルタゴにて行われました。
早々とシーナリィまで完成に持ち込んだ方から、とにかく走れるように、と
レール敷設のみの方まで、進捗は千差万別なれど、まずは
接続・走行がうまくいくかどうかが…が今回の主旨です。

朝9時頃から、メンバーが三々五々カルタゴに集まってきました。
到着したモジュールを片っ端から接続してゆきます。

微調整を繰り返し、お昼前についに接続完了!
試験列車が一周してみせた瞬間には思わず拍手が沸き起こりました。


…しかし、初列車のシーンは撮り漏らしました。スミマセン<(_ _)>。
ちなみに栄えある一番列車を務めたのは不肖諜邪丸の酒井F4↑です(^^;)



しばしの間、接合の問題点のアブリ出しも兼ねて、大はBLWから小はホイットコムに至るまで
取替えひっかえさまざまな車輛を走らせてみます。接合部は、5t機や運材台車のような小型車だと
やはりわずかな段差であってもシビアなため、運転の合間を見てはジョイント部の調整に励む一幕も。



●百花繚乱、今回参加のモジュールたち!

今回の接合会は、ご多忙で欠席のアララギさんを除く全員のモジュールが
一同に会するかたちとなりました。当日の接続順に、反時計廻りでみてゆきましょう。
写真をクリックすると、KMCサイトの『エントリー済モジュール紹介』の頁に飛びます。
(接続会の模様はモデルワーゲンのサイトでもご覧いただけます)
   


試作コーナー
<小鹿酒歩>
正式エントリーはしていませんが、KMCの記念すべきコーナータイプ試作第1号。

どこかの作業軌道
<昴>
本線は山の中に隠してしまい、別に独立したエンドレスを設けて一台でも運転が楽しめるアイデアものです。気分はビッグサンダーマウンテン!

黒淵ジャンクション
<ジミー黒渕>
2台分割式で1800×600mmの大作!合宿所の建物や川の表現を残してあと一息のところまで出来上がっています。

白川線のひとこま
<ジミー黒渕>
ジミーさんにとってナント20年ぶり(!)の地面ものだとか。それでも併用軌道風の本線、ティンバーの側線、集材機など楽しい小物が散在する土場と、見所ゆたかです。

側線のある風景 <マルコ>
ウグイ川線の側線に1台のB客が佇む情景にインスパイアされて着工。表情豊かな地形の起伏は今後が楽しみです。

駐泊所の風景 助六
<魚止滝上ル>
助六線の要衝であった、助六製品事業所の駐泊庫周辺の情景です。資料集めに悩まされたというクラの建物も完成までもう一息!

日向淵タイプコーナー
<修羅>
その“絶景”ぶりでは今回のエントリー中一、二を争う一台!ダイナミックな手彫りの石垣、修羅さん十八番の“お水”表現などなど、思わず息を呑む仕上がりです。

小川線下流域(田畑のある風景)
<kondoura近藤>
一見木曽らしくない、小川線沿線の田園風景をモチーフに。しかしよくよく見ると“オール手植えの水田”という壮絶な工作が!運材40台に続き、根気で勝負!?のkondouraさんであります。

水のある風景―三岳村澤渡
<岩崎れいる>
王滝本線下流域の実在の情景を再現。遠近法を取り入れた渓谷の表現、ディテールが楽しい橋の欄干など、さりげない佇まいの中にも端々に光るものあり!の一台です。

上松土場・サブロクとの積換線
<諜邪丸>
丸太の山は本当はBLWの背より高く積むつもり…なれど間に合わず(~~)。あと右奥に作業小屋も建てる予定ですが、今回は小鹿さんの物見の塔が乱入鎮座となりました(^^;)。

上松停車場
<くるまや>
上松のホーム・待合室を中心にまとめられた情景です。台枠の裏側にはセンサーとスピーカーが仕込まれ、列車が通りがかるとタイフォンが鳴る楽しいギミックも!

赤沢森林鉄道記念館
<MUSASHINO FACTORY>
HNに相応しく車輛増備に余念のないMUSASHINO FACTORYさん、車輛を沢山並べて楽しめるシーンということで赤沢記念館をチョイス。建物も進行中です。

助六作業軌道の五段ティンバー
<くりしま牧場>
助六名物のダイナミックなティンバー・トレッスルに挑むはくりしま牧場さん。シーナリィはこれからですが、5t機や人形同様の確かな工作力が覗えます。

白川線 蘇水寮
<四ッ澤>
これのいったいどこが初心者なんすかぁぁっ!とツッコミたくなるみごとなストラクチャーが白眉の四ッ澤小隊長の作品。線路周りの自然な表情もなかなかです。

小鹿淵(大鹿淵のイメージ)
<小鹿酒歩>
早々に完成をみながら、3月のロケハン旅行で実物の大鹿淵を見たショックから大掛かりなスクラップ&ビルドを敢行、雪景色に大変身!の小鹿淵。台枠の下にはちゃんとバンビが棲んでいるのだ。

木立の中の軌道
<神戸手前>
遥か神戸から参加の神戸手前さん、前日徹夜でサラの台枠に線路を敷いて駆けつけられました。大好きな井川線のエッセンスも盛り込んだ情景に仕上げてゆきたいそうです。

作業場のある風景
<釜利谷>
今回は顔見せだけ…とおっしゃりながらも、前々日着工でレール敷設・台枠掘り込みとプラスター仕上げまで進めてこられた釜利谷さん。これまた先の楽しみな一台です。

鬼淵トラス橋
<修羅>
日向淵に続いてまたまた大物に挑む修羅さん、2台目はなんと鬼淵のトラス橋!台枠はこれからですが、1/3だけ出来上がった橋を持参されました。1/3でもこんなに大きい!完成したらド迫力まちがいなし!
これらの中で、ひととおりの完成をみたモジュールはまだほんのわずか。
皆さん11月の本番でどんな姿に仕上げてくるか、引き続き目が離せません!


●昼の憩いに木曽カレー

さて、周回運転に無事成功したところで、ちょうどお昼の時間がやってきました。
カルタゴが会場だと、小鹿さんのスペシャル・メニューも大きな楽しみのひとつです!

目玉は地鶏と野沢菜が決め手の『木曽カレー』。何杯もおかわりした者多数!
サイドメニューには、不摂生な?一部メンバー向けとして三陸産“めかぶ”も…(^^;)。


●遊んでるばかりじゃございません

  

おいしいお昼のあとは、マジメにミーティングも。規格の修正や、11月の本番に向けての打ち合わせ。
メンバーがほぼ全員揃う貴重な機会だけに、討議にも熱が入ります。



●でも、会議が済んでふたたびお楽しみタイム


そして会議のあとは再び運転会に突入!


モジュール以外の作品もいろいろお披露目です。左:くりしまさんの人形新作『トビおやじと座りおやじ』/
中:積荷が楽しいマルコさんの運材台車/右:くるまやさんの“E形”機関車。動力はBトレ用!

 
シーナリー技法談義にも花が咲きます。左:小鹿さんが草地の表現用に、と見つけてきたテディベア縫いぐるみ用(!)の
生地の手触りを確かめるマルコさんと修羅さん。/右:“お水”技法講座開講中のひとコマ。
   


盛り上がってきたところで小鹿さんの作業軌道&オメガいいとこ取りレイアウトも登場、思わずどよめきが。
梅介記念館も出来上がり、あとは63号機の入線を待つのみ…(^^)


  
陽もすっかり暮れて撤収の時間に…名残惜しいけれど“ばたばた”と片付けです。
 


解散前に、神戸手前さんがD1で撮って下さった記念撮影。
さあ11月に向けてがんばりましょう&乞ご期待!です。


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