さて、11/3は珊瑚模型店とモデルワーゲン共催の『珊瑚祭』。往年の珊瑚主催の『軽便祭』や『古典祭』のリバイバル的な意味合いもあって、開催の知らせに郷愁を呼び起こされた方も少なくないかも知れません。 KMCのメンバーにとっては、11/2の運転会に引き続いて…のためハードではありますが、これまた作品のお披露目にはまたとない舞台です。会場は珊瑚の近く、軽便祭を知る人々が「とにかく狭い!」と口を揃えて仰る“方南共同ホール”。さて、フタを開けてみれば… ■ |
■■ サンプラザを辞し、一旦カルタゴに集合。しかし酒歩さんは休む間もなく工作を開始…じつは珊瑚祭では、会場の関係で逆コーナーのモジュールがどうしても必要になるため、完成はできないけど列車は走らせられるように、と酒歩さんが急遽木曽の有名な情景に着手したのだった!果たして間に合うか? ■ 他のメンバーは中野界隈で夕飯を済ませたのち,各自のクルマで続々とモジュールを方南共同ホールへ移動する。方南ではすでに珊瑚側のスタッフの皆さんが準備中。われわれも設営を開始するが、配置もさることながら机は高さがまちまち・数量もギリギリで大苦戦!
午前10時、いよいよ開場!
一夜が明けて、スタッフはまた8時集合で最終調整。そして10時開場…そのときの写真はみごと撮り損ねてしまったのですが、いやはやすごいお客様の数、そして熱気にタジタジ。この日取材に見えていたTMSのスタッフの方も、混んだ会場で撮影に苦労されていました。
いっぽう、KMCのモジュールは、会場が狭い関係もあって、上の写真の小鹿ヤードなど一部は静態展示のかたちをとりました。
■左:アララギさんのパイクでは特殊軽量機が自動往復運転中/右:アレレ?土場が上松から千頭に変身?! ■ ■
モジュールの廻りを走るは…久保田富弘さんの蒸機列車!
KMCモジュールの周囲には、16番の複線エンドレスが敷かれ、機芸社刊『蒸機を作る』で有名な久保田富弘さんの作品がほとんど休むことなく走りつづけていました。C54先頭の木造ボギー客レに、D50(9900)率いる数十輛に及ぶ長大な貨物…往年の名作である蒸機の出来もさることながら、客貨車一輛一輛に到るまで等しく手間をかけていらっしゃるのに思わず見入ってしまいました。走りも静粛にしてパワフルですばらしい!われわれはといえば、(ナローで条件がキビシイとはいえ)脱線・停止がちょくちょくでしたから…見習わなきゃイカンですね(^^;
会場では、モデルワーゲンの直売ブース、さまざまなモデラーによる“25分発表会”、橋口利文さんの自家製プログラムを駆使したDCCデモ運転、9mmから三線式0番に到るまで!という持ち込み運転用エンドレス、と多彩な出し物が。
忘れちゃいけない、助六5tコンテスト! しかしKMC的に絶対ハズせないのは、何といっても『助六の酒井5tコンテスト』!応募総数はなんと31名49点、それを聞きし某誌編集長が「まったく驚愕だよなー!」とのたもうたのはまあいいとして(^^;多彩な作品群は林鉄好き・小型内燃機好きにはたまらない内容だったのではないでしょうか。そのうちモデルワーゲンのサイトで詳しい紹介がアップされると思いますが、ここでは会場で捉えた入選作(KMCメンバーからも3作入選を果たしました)をご覧いただきましょう。*写真にカーソルを乗せると解説が出ます。
西さんの名作も見参!
そして、今回審査員を務められた、『木曽谷の森林鉄道』の著者・西 裕之さんの往年の名作も展示されました。
そして大団円
さて、木曾モジュール倶楽部は、もう次なるイベントに向けて動きはじめています。
<写真撮影:神戸手前/諜邪丸> |