KMC画報・2004年2月1日号
(update:2004.5.17)

今回はお座敷でDCC!の巻

(もはや4半期前のハナシで申し訳ありませんが…(^^;)、
2004年を迎えて最初の定例会が、2/1に行われました。前回の例会に引き続き、
場所は中野区商工会館ですが、今回は趣向を変えて和室を借りてみました。
KMC史上初(笑)のお座敷運転です。そしてもうひとつのテーマは、
KMCメンバーをはじめカルタゴ出入りのモデラーたちに恐ろしい勢い?で
伝播しつつあるDCC―デジタル・コマンド・コントロールであります。



 


集まったモジュールをぼちぼちとセッティング開始。
 


一周つながりました。
 


今回の初お目見えは、新メンバー・懐煙さんのモジュールです。


DCC、猛威をふるう

この日のモジュールは、DCC導入組(シェフ、kondouraさん、くりしまさん)に
ジャック(笑)されたも同然でありました。しかしイザ走らせようとすると、
設定やら何やらに苦悶の連続。すでにDCCを導入して楽しんでおられる
アララギさんや瀧澤さんを先生に、講習会の様相を呈していました。

そして、DCC化のご利益はどんな按配かと申しますと…動画↓をご覧ください。
   


●瀧澤さんのダックス・テンダー
・ベルを鳴らして土場をゆく(5,660KB)
・運材車を推進運転で…(2,324KB)
 【Lenz LE0521+Soundtraxx DSXデコーダ搭載】

●DCCならではの続行運転の図。(3,308KB)
【くりしまさんの酒井B型8t(Lenz LE0511搭載)+シェフのB客No.17(Soundtraxx DSXデコーダ搭載)と、酒井モーターカーNo.5(Degitrax DZ123搭載)】

DCCは、ごらんのような楽しさが享受できるということで一部メンバーから
火がつき始めたのですが、その導入はKMCにとっても大いにメリットがあります。

KMCのモジュールは、全部つなげると20m近い長さになり、列車が一周して帰ってくるのに
優に数分はかかります。しかし線路は単線ですから、アナログ運転で、1エンドレス上に
1列車のみという方式だと、一箇所で立って見ていてもなかなか列車が来ません。
これはギャラリーにとってみれば退屈このうえありません。とくに珊瑚祭のときは、
モジュールの中に列車がいる状態で写真やビデオをお撮りになりたいお客様に
じれったい思いをさせてしまっていることが、出展側の私たちにもありありと感じ取れました。

その辺を鑑みると、1エンドレス上で、複数列車を同時にかつ個別に制御できる
DCCはまさにうってつけです。また、えてして走りが不安定であるHOナローの車輛が、DCC化によって、
スローの効きをはじめとする走行性能が目に見えて向上することも聞き捨てならぬメリットです。

そんなわけで、来るべき次の運転会からの導入が目論まれはじめたのです。
 


いっぽう、追いやられたアナログ運転組は、ちゃぶ台に敷かれた
ユニトラックのエンドレスをひたすらグルグル回っていたのでした。

この日の「オレの機関車もモジュールで走らせてえよ〜!」という、
一部アナログ組のココロの叫び?がその後のクラブ内の
DCC化率アップの原動力になったのも事実…かもしれない(^^;)
 


今回の新作(だけじゃないが)車輛たち
 


ゲスト(*その後メンバー加入)の瀧澤さんのDCC化ホイットカム
ライトが点灯し、地上設置のサウンドデコーダー+スピーカーでサウンドシンクロも可能!
 


アララギさんのホイットカムはITO WORKS製のキットメイク。素組みだけでもタイヘン(らしい)
このキットに、ポケベルモーターを巧みに搭載してボンネット&キャブのフルオープンを実現!
平坦な組線路上で、これくらいの列車は牽けます。(動画 3,382KB)
リアルな風合いの木製運材(MWキット組)にも注目です。
人形は珊瑚祭で発売のくりしま堂人形の頭を、ドカヘルからハンチングに改造。
 


まいどおなじみ?小型機大集合の図。
左から、岩崎れいるさんの酒井C16(ITOWORKSキット)と住友葛生酒井3t(Flying Zooキット)、
アララギさんのホイットカム、岩崎れいるさんのハンター(ITO WORKSキット)、諜邪丸のホイットカム(MWキット)。
 


岩崎れいるさん作の木片車2台。奥はMW製品の台車を岩崎後期に振替、
手前は荷台をフルスクラッチしMW木製台車を組合せ。どちらも塗装の風合いがみごと。
 


“怪しい車輛”を手がければ右に出るものなし!?の懐煙さん作・
水タンク車&ゴンドラ。ちゃぶ台の上にオノデラワールドが!


 


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