懐煙 様
御世話様で御座います、@こてさきの北見です。
道具箱の半田ごての件は宜しく御願い致します。
なんだか最近は古い型の半田ごてを見るのが趣味になっています(笑)
さて、『モデルワーゲン祭』にはナイフ型をはじめ飛騨高山さまとモリコー様に
試用を御願いして反響の高かった形状や、手元にあるコテ先から鉄道模型に
適していそうな形状を幾つか見繕ってお持ちしたいと考えています。
宜しければ会場で試用できるようにモリコー様の許可を頂いてますので
実際に色々とお試し下さい!
『耐久性』だけでもご紹介していく意義はあると考えています。
銅と鉄のハンダ消耗率は三桁超の違いがありますので、少なくみても数十回
の削りこみ作業の軽減にはお役に立てることでしょう。
勿論、形状が用途を満たせばの話にはなりますが。。。(^^ゞ
そしてハンダですね!
「初心者のつまずき(敷居の高さ)がハンダ」かもしれないとは
私も感じている
ところです。正直市販品(ホームセンターなどで陳列している)には優れた品質
のハンダは極めて少ないと考えています。様々な用途の商品が陳列されて
いますが、違いはスズと鉛の含有割合で性能としては融点の違いと接合強度が
主なものです。ハンダは異種金属の合金です。各々の金属には融点が存在し
その融点が同じ温度(共晶点)になる含有比率がスズ61.9%鉛38.1%の共晶
ハンダとなります。最も融点が低いハンダです。この比率より離れるほど
融点に違いが生じ別々の温度で溶け始めるため作業性が悪く感じる原因と
なります。また鉛の比率が高くなるほど融点も強度も上がりますが、個人的に
強度をそこまで求める分野ではないと考えています。自動車の車体内などで
温度の上がる部分や重量がかかるため耐久性が極めて必要な部分であれば
融点も高く強度の強いハンダを奨めますが、鉄道模型にはこのどちらも
必要性には疑問点がありますし、これを求めるために作業性の悪いハンダ
を選択なされる方が、特に初心者には難しい作業から入ることになるため
私は推奨できません。
半田付けは作業対象物と作業内容に適した半田ごてとコテ先、それにハンダ
さえ揃えば誰にでもできる敷居の低い作業です。その為の御手伝いをしたい
と当店では考えています。
今、後発して御手伝いしているアーマーモデルの方が適した半田ごての選定作業
が進んできています。正直な話として未だ鉄道模型に適した半田ごてとコテ先
の特定はできていない状態です。私は今回の『モデルワーゲン祭』の場を
お借りして、その選定作業を少しでも先に進めたいと考えていますので、
ご参加成される皆様には是非とも試用の御協力を頂き、経験のレベルに
応じた様々なご意見をお出し頂けたら幸いと思っています。
長々と書いてしまいましたがご覧の皆様の御協力を御願い致します。 |