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小口川沿いに息づく2'6''軌道
―――1978年8月31日・荷4041レ氏のアルバムから―――
update:2005.12.31
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小口川の軌道を、とくに『知られざるナローたち』をきっかけに知った方にとっては、“水口の機関車”といえば、きっとトヨタ・スタウト改のガソリン2号機のイメージが強いのではないだろうか。 しかし、今まで出版物およびウェブにて公にされたこの機関車の写真は、弊サイトでご紹介したものも含めて、すべて1980年以降の撮影であり(しかもその多くが、『知られざるナローたち』が発行された1981年に集中している)、それ以前の姿は、実車の登場時期も含め謎に包まれていた。そして、機関車に限らず、1977〜1979年の間にこの軌道じたいを撮影した写真にもいままでお目にかかったことがなかったのである。 ところが、このたび弊サイトをご覧になったある方から、1978年に撮影されたという小口川軌道の画像をお送りいただいた。そこに写っていたのは、いままで見たことのなかった、ガソリン2号機のオリジナルと思しき姿だったのだ!
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| ▲これが、1978年当時のGL2号機の姿。ボディカラーは全体が当時の“建設省グリーン”と良く似た薄緑色を纏っている。1981年に森川氏が撮影された画像では薄緑と水色のツートンという不思議な塗装で、もともとは薄緑一色だったのでは…と想像できたが、これでその推測が正しかったことが証明された。
また、1976年に匿名希望A氏が訪問した際には、この軌道の機関車は橙色の無番号GLしか存在しなかったことが確認されていることから、これでGL2号機の登場時期は、この写真の撮影された'78年もしくは前年の'77年のどちらかに絞り込めるようになった。じっさい、写真を見た限りでは塗装の状態も良く、お目見えしてからあまり時間が経っていないであろうことが伺える。 場所は、小口川第三発電所合宿所玄関辺りからの俯瞰。 |

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塗色もさることながら、当初はGL無番号機と同様、種車のスタウトのグリルを流用していたことがわかる。 無番号機のそれと異なるのは、元のヘッドライトのケーシングにフタがされずポッカリと穴が開いたままになっていることで、パッと見、古い4輪軽トラックがそのまま線路を走っているかのような感じだ。 ▲起点に近くの本線上にて ▼小口川第三発電所付近(画面左上が合宿所) |

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▲参考までに、同じ日に撮影されたスタウト改無番号GLの姿を。'76年撮影のA氏の画像・’81年撮影の森川氏の画像と比べて目立った変化はない。場所は現在単なる側線となっている当時の交換所。 |
<写真すべて1978.8.31・荷4041レ氏撮影>