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What's shura?

修羅って何のこと?

ハンドル・ネームの由来

■自分がハンドル・ネームにしている「修羅」ですが、宮本武蔵の「そなたは、修羅の道をあくまでも歩まれるか?」ってセリフもかっこいいし、宮沢賢治だって銀河鉄道の人ですから、きいた人が何を連想してもよいのですが、世間では修羅っていうと「阿修羅」や「修羅場」とか、どちらかというと穏やかではないイメージをもたれるようです。そのとおり、自分は穏やかな人間ではありません。寄らば斬るぞ!(ウソ)
gomai_syura.jpg (84798 バイト) 実は木曽モジュール倶楽部をやるときに、真っ先に思い出したのは木曽赤沢のかつての小川線沿線にある「五枚修羅」って、渓流の風景が思い出されました。昔、娘たちとここへ遊びに行った時には、一緒に並んで足を水につけてとても爽快な気持ちになったことがありました。

left.gif (139 バイト) 「五枚修羅」の風景(by岩崎れいるさん)

■でも、なぜこんな名前がついているのでしょう?

 実は「修羅」とは切った原木を運ぶための伝統的な搬送方法のことなのです。森林鉄道や架線集材などの近代的な手段が登場する前には、材木でこれを組んで、開けたところに原木を出し、そのあとは川流しするということが行われていました。

 

■修羅を構成する材木の1ユニットを「1枚、2枚、・・」と数えます。それで五枚修羅は5段になった構造ということになります。この場所は扁平で大きな岩が5段に敷かれたようになっているので、修羅にたとえられて「五枚修羅」と呼ばれるようになったと想像します。

■「修羅」や「いかだ流し」は近代的な集材技術が発達した木曽では見られなくなってしまいました。また自分の地元、三重県ではヘリコプターによる集材すら行われています。

■ところが、驚いたことに、今に至るまで、この伝統的な技術を受け継いで原木を「修羅出し」している林業者のグループがあります。岡山の「中葉組」さんで、右の修羅の構造について画像の転載を許していただきました。どうもありがとうございました。

■修羅ってほんとうにすごいものです。実物を見たらもっと感動すると思いますが、たいへんなお仕事だそうです。詳しくは志田工房さんのページをご覧ください。 

 

 

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