修羅の木曽コーナーモジュール製作記
01 プランと台枠の巻 「木曽モジュール」の話に飛びついたものの、製作は「修羅の道」を行くがごとし。 |
■「岩崎れいるさんから荷物がきたよ!」と娘。こっちの模型店では手に入らないKATOのモジュール。これが今回の木曽モジュールの基本。特にコーナーの板の構成や厚みの寸法どりのためには、1個現物を手に入れておく必要がありました。箱の中には接続用のトミックスのレールとフィーダーも、岩崎れいるさんありがとうございました。(April 4) DIY店で台枠に使う材料を物色。カットサイズ900*450の9ミリベニア、5.5ミリ、2.5ミリ、φ6mmの爪ナット、ワッシャなどです。蝶ボルトは長さ20ミリしかありませんでした。これで完成の暁には固定テストもできますね。PECOのフレキをの両端をピンで固定、曲げてみて実際、どのくらいのシーナリーを作れるかの具合をみてみました。240Rの両端に緩やかな曲線、直線、接続部直線というところでしょうか。側線を欲張っても、対向線を十分とれる長さではなく今回はやめ。それよりもプロのつくった現物を見てコーナーのモジュールが精度を確保しながら自作できるか、ものすごく不安になりました。(April 5) |
■娘の色鉛筆とコンパスを借りて、ラフスケッチしてみました。石積みと切り立った断崖。川は「修羅」にしようか、「砂防ダム」にしようか・・木曽によくある何でもない景色。モデルは大鹿−滝越あたりでしょうかね。左手に鋼製デッキガーダー右手に「落石覆い」及び「保線小屋」を配置して変化をつけてみよう、というわけで左のような絵に。 完成してつなげた時に隣に誰のどんなモジュールが来るのかな・・って思うとわくわくしてきます。 (April 6)
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■135度の継ぎ合わせのための斜め切りなど難しい木工に難航しながらも、深さ20センチのコーナーモジュールの側板・底板貼りあわせが完了。底板は3.5から4.5センチの位置にセットしたので、基準面と水面の距離は15センチ強はとれますね。接続面に空いている切かきは蝶ねじを裏から通すための空間。今日DIY店で調達したのは木工用ワークベンチ(特価品が3千円ででていた)、6ミリ径木工用ドリル、木工用ボンド、釘各種、4ミリ蝶ねじと打ち込みナット、それに回し引き鋸など。(April 12) | ■天板のケガキ。コンパス代わりにに使っている棒は長さ90センチ。Snレイアウト着手のころから10年使っているものです。穴をあけてピンで留めて240Rを描いたところ。線路位置を手前にもってこずに裏から10センチと決めたことで、前にシーナリーの余裕がたっぷり。考えた人はモジュールレイアウトをよく知っているなあ!(April 13) |
■ようやく天板セットして格好がついてきたところで、考えてみると接続面の処理を今のうちにやっておかないと、できなくなると気がついてあわてて接続用の爪ナットをセット(左上)6ミリ径ドリルで規定の位置に穴あけ、接続部に少量の接着剤、木槌で打ち込み。 ■接続テスト(左、右上)。KATOのモジュールの穴はバカ穴になっているので。上下フレ。あーー0.3ミリぐらいではあるがきちんと基準面が合わない。原因は爪ナットを打ち込むときのデザインナイフでやった穴の広げ方に問題があったよう。木工は誤差が誤差を生んで積み重なるとこうなる。鋸の切りしろなどを考えるとシロートはよくて0.5ミリ程度の精度の工作しかできないよねーー。誤差をカバーする方法が無いか思案するが妙案なし。天板高さとあいまって完全に自信喪失。 それにしても楽しみにしているシーナリーづくりにいつかかれるのか・・。うちの工作室は屋根裏で夏は上半身裸で汗だくで実質上工作できないので気温の上昇に少々焦り気味。(April 20) |