修羅の木曽コーナーモジュール製作記
02 橋の巻 「木曽モジュール」の話に飛びついたものの、製作は「修羅の道」を行くがごとし。 |
■木工に飽きて嫌になったので、ちょっと気分を変えてモジュールにセットするプレートガーダー橋を作ることにしてみました。ネタはマイクロエンジニアリングのもので、ずいぶん昔に手に入れたもの、買ったことすら忘れてたのを、最近、鬼淵橋の材料探しでひっくり返していたら発見。 一旦そのまま組み立てましたが、幅が広すぎ、作り直し。ブレースをプラ板から自作。切ってるそばから反るなって、組み立てに難渋。枕木をぎっしり並べればブレース材が斜めに走っているという程度で細かいところまでみえないだろうとタカをくくり、リベットも省略。60点のできだな。 これを連ねて「下黒沢」ってのも悪くないな・・などと。、また大それたことを。(April 25)
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■(左)橋桁の塗装が終わりました。レッドブラウンを最初に吹きつけて下塗り。フラットレッドにフラットホワイト、フラットイエローを混ぜたものを、その上から、軽く塗り残しながら吹き付けました。なんだか渋い色調に。もう少し派手でもよかったような。調色で、もっと白を入れるんだった。まあいいか。 ■(左下)チョッパーによる枕木大量生産。木切れでガイドをつけてあっという間に生産完了。その後、墨汁+プラシンナー液にドブ漬けして染め。 ■(下)枕木の貼り付け。接着剤はエルマーグルーという木工用ボンドです。木工用ボンドって結構使えるもので、木の枕木へのレールの接着にも使えます。エルマーグルーは艶が目立たず、お薦めです。稲妻のブレースは本当はアングルなんですが、枕木貼り付けると単なる板でも、それなりに見えそうでしょ。(見えないか)(April 30)
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■橋は小さくとも橋台(アバット)は背の高いものとしました。ちょうど合うサイズの市販品も無いことだし、簡単な型を組んでプラスターで自作することにしました。(左)モジュール台枠製作で出た端切れの木で流し込み用の型枠を作ります。もれないようにガムテープでぐるぐるまき。(左下)流し込んで待つこと2時間。型枠を外せば、このとおり。豆腐みたいな状態。使ったプラスターは「教材用」としてDIY店で売っている安いものです。(下)半乾きの状態でニードルで石を掘り込んでいきます。赤沢へ行く道すがらにある橋台をイメージしながらね。色を早く塗りたーーい(April 29) | |
■(左上)橋のセットのために回し引き鋸で天板に切り込みを入れます。橋台のセット完了。橋台は角材を支持ポストとして立てて、下に木切れやボール紙のスペーサーをはさみ高さを調節して、ポストに木工用ボンド+ゴム系接着剤で固定しました。 なお橋台の色は小川線小中尾付近に残されているもの(右上)を参考に塗装しました。使ったのはジャーマングレイ。モルタルはホワイトを細筆で入れました。 この石は粘板岩・安山岩系で付近の川原の石にはこういう色のものをみかけませんが、王滝本線の橋台のいたるところでみかけます。火山岩ですので、おそらく御嶽周辺のどこかが産地とは思いますが、石積みとの色合いのコントラストが楽しみです。枕木にはグラントラインのナットボルトを植え込みましたが、この段階ではまだ桁は固定されておらずひっかけてあるだけで、レール敷設の際にレールと固着します。(May 03) |