修羅の木曽コーナーモジュール製作記
08 お水の巻 「木曽モジュール」の話に飛びついたものの、製作は「修羅の道」を行くがごとし。 |
■もーーなんだか製作記も面倒くさくなってきましたが、最後に華々しく「お水」の大特集でもやって閉めてみたいと思います。 ■左はベニアの5.5ミリ厚底板に基本色である色を塗ったところ。少し緑が入っているところがミソ。実はニューヨーク・セントラル鉄道の貨車用のライトグリーンという水性塗料です。これ不思議なんですがデジカメ(オリンパス)がこの色を正確に捉えれなくてまったく青に写ってしまいます。メカがわからないのですがデジカメにセットされている蛍光灯の色調自動補正ソフトが原因のような気がします。ともかく実物(目で捉えた色)はもうすこし緑が入っています。 ■左下はエアブラシによる塗装。岸辺(のアルバムって知ってる?ってまったく余談)はバフ、淵はまたもやルフトバッフェご用達ブラックグリーンとダークグリーンのインクスポット迷彩(笑)。右下にはお水の素プラキャストETが映っています。(June 2)
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■エピソードはこれぐらいにして、下の左は流し込み前、右はプラキャスト流し込み時の写真。ハンズでキャストと一緒に買った染料の具合をミス。流してみて「ぎょえーー」。イメージどおりにはいきませんね。染料はある一定の量まではあまり混ぜても効果が無く、一定の量を超えるといきなり幾何級数的に効果が発現するという厄介なものです。結局、日曜の午後はビール飲みまくりNHKの宮本武蔵をみながら寝てしまい、「修羅の道だー」とうわ言を言ってたとか、言ってなかったとか・・(June 3) | |
■(左)流し込み前の流れをせき止めて淵をつくっている修羅もどきの岩の状態。岩はプラスター流し込みで、彫ってそれらしくしたもの。仕上げに関しては前に解説したとおりです。小さな滝ですが、WS社のエフェクトでは細かい表現ができず、プラバンをハサミで切って櫛状にし貼り付けてあります。ただ上の部分の境目は隠しようが無いのが欠点。Snレイアウトでは木片で隠しましたが、ここは木片は不向き・・流し込み後の流れの表現、盛り上げでカバーするしかありません。 (左下)淵の部分の第1回流し込みの乾きを待っている間に、河原をつくりました。ごらんのようにプラスターのキャスト、近くの川で拾ってきた小石、WS社のロックデブリス、バラストをボンドおよびボンド薄め液で貼り付け。 |
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トーンを整えるために例によってバフ+デッキタン混合のアクリル塗料で塗装、そのあとこれまた例によって墨汁X20割流しとドライブラシの繰り返しよって、素材の違いを消してしまいます。(June 2、3)
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■2度目のプラキャスト流し込み。淵の部分へも重ねて流しました。今度は青みが少し足りなかったようです。加減が難しいーー。青みは流し込み時に比べると少し消えましたが、自分のイメージては淵はもっとグリーンなのです。イメージどおりではなく残念。 ■橋の下の渓流は左下のような感じ。コケはNOCHの素材でシフターで振ると芝生になるっていう素材をボンドで貼り付け。ちなみに使っていませんがシフターっていうのはドライヤーみたいな形をしていて中で静電気を起こして帯電させて草をピンって立てるってことが可能です。実は持っているんですが帯電能力が足らなくて短い毛足のものしか使えず、あまり使っていません。いずれ紹介します。 ■下は話題のWS社のウォーター・エフェクトです。ボンドのようでボンドではない。でもほとんど変わらないような・・。「むらむら」は木工ボンドで盛り上げた後にリキッテックス絵の具のグロス・ポリーマー・メディウム塗りで構成しましたが、、今回は渓流や滝の下にエフェクト、周りにグロメディ塗りをしてみました。グロメディを筆で塗るときには柄を立てて流れに向かって半丸を描きます。乾燥させながらひたすら筆を動かしてムラを作るのがコツです。エッフェクトの効果を生かすにはホワイトの入れ方です。それは明日。明日まで乾燥。(June 4) |
■1日おいて再び、WSのエッフェクトを左のように筆で盛り上げてみました。お水が終わって全工程一応終了。みなさま、お疲れ様でした。明日はAさんとの約束で再び中央高速をぶっとばして木曽の地へ新たなモジュールのタネを見つけに行きます。楽しみーー(June 6)
ど派手に日向淵編 終わり |
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