修羅の木曽コーナーモジュール製作記
03 シーナリーベースの巻 「木曽モジュール」の話に飛びついたものの、製作は「修羅の道」を行くがごとし。 |
■シーナリーベースです。線路面(天板)より下はオーソドックスなハード・シェル、線路面より上はスタイロフォーム・シーナリーとすることにしました。 (1)石垣になる部分は人為的・規則的な感じの凸凹が欲しくて防虫用のステンレス製金網をタッカー(ホッチキスのでかいの)で止めました。金網に関してはハードシェルが普及する前(ちょうどTMSに雲竜寺鉄道が掲載されたころ)には紙粘土を固着するための方法としてよく使われていましたが、石膏の水分や酸で錆びやすいということもあるでしょうが、最近はとんと見かけません。こういう場所にはぴったりのような気がしています。 (2)橋のために切り欠いたところは、オーソドックスなカードボード・ウェッブ方式です。ダンボールを1センチぐらいの幅に切り、タッカーで止めたり、ボンドで蜘蛛の巣状にしていくのでこの名がついています。段ボールのたるみ具合で適当な凸凹がついたりするので自然の地形のベースには向いています。 (3)ウッドランドのプラスター・クローズ(石膏入りガーゼ)を貼り付ける前に、ダンボールや金網にスプレイヤーで湿り気を与えておきます。スプレイヤーはシーナリーづくりのあらゆる場面で使う道具の一つです。 (4)プラスタークローズの貼り付け。水につけて貼るだけです。基本的に2枚重ねになるように貼り付けていきました。指で表面をねでておきます。 (5)プラスタークローズ貼り付け終わり。(May 3) |
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(a) | (b) |
■石積みを早めになんとかしたくてこの段階で左上のようにダンボールで覆い隙間にプラスターで流し込みます。ガムテープでぐるぐるまきにしたにもかかわらず、横から破裂!水位が下がってプラスターが抜けてしまいました。失敗。めげずにもう一度やろうとしましたがガムテープがプラスターの上ではくっつかず、結局プラスターの粘度が増すまで放置しておき、足らないところは指でくっつけて補修という羽目になりました。 ■かちんかちんになる前にある程度石積みを彫り進めなければ、と焦りまくり・・家族と食事に行く約束をキャンセル、ひんしゅくを買いながらメシ抜きで彫ること5時間。われながらアホだなと思いつつ石積み完成。千個ぐらいはあるんじゃないかな。(May 5) ■(左)スタイロフォームで線路面より上を作りました。ここに至るまでに小規模なプラスター流し込みを10回もやっています。スタイロブロックはまだ接着していません、置いてあるだけ。鋸できっただけの粗い仕上げの状態です。作ったものが気に入らず2回もスタイロブロックをお釈迦に。一杯ゴミがでたよーー。掃除しなきゃ、また怒りをかいそう。ヤバイ。 ■石積み作りで精力を使い果たし、シーナリーにもへなへなっとなってきたので、また気分を変えてレールでも作ろう。(May 10) |